〇依頼への経緯
 一家の大黒柱であった被害者Cさん(男性・40代・会社員)は歩行中スピードを超過したトラックに轢かれてしまい、病院で死亡した。そのご家族である奥様が相談に来られ、このままでは許せないと依頼を決意されました。

〇懸念事項
 トラック運転手に重い刑罰を受けてほしい、お子さんが小さいので将来の生活、教育費になるように慰謝料をきちんともらいたい、死者が浮かばれるようにしたい、どうすればよいのか、といったことが懸念事項でした。

〇解決の流れ
 まず刑罰については基本的には国が裁くことであるが、被害者参加制度があり意見を述べることができること、それに弁護士が同席して協力できることを述べました。そして慰謝料や逸失利益(将来得られるはずであった収入)を計算すると1億円以上になるだろうこと、その認定には裁判まで見据えた対応が必要であろうことを述べました。
 ご依頼をいただき、被害者参加をして意見を述べるとともに刑事記録を精査しました。そして示談交渉の結果、慰謝料2800万円、そして約8000万の逸失利益が認められました。
 安心していただき、お礼を言っていただけました。お仏壇までご報告差し上げ、明るい顔で見送っていただけました。